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2010年8月 8日 (日)

1995年の夏の甲子園、旭川実業×鹿児島商業の名勝負

今日は午後2時開始の「中日ドラゴンズ×阪神タイガース」の試合で、
我らがドラゴンズが中盤で7-0のリードを奪ったのを確認して、
午後4時過ぎから15キロほどのランニングrunをしてきました。

蒸し暑い感じはあって、シャツは妙に汗びっしょりになりましたが、
昨日の昼間に走ったよりはたぶん涼しかったので、昨日と比べて
脚はだいぶ軽く動く感じでした。

今の暑い時期は、「追い風」よりも「向かい風」の方が格段にありがたいですdelicious

さて、昨日から甲子園球場で開幕した、夏の全国高校野球選手権大会。

雨などでの中止が無ければ、明日は、

第3試合 北照高校(南北海道)×長崎日大高校(長崎)
第4試合 旭川実業(北北海道)×佐賀学園(佐賀)

の、北海道勢の2校の試合が行われます。

それを記念して(?)、旭川実業高校が1995年に初出場した時の、
北海道民にとっては伝説となっている、

「旭川実業 15-13 鹿児島商業」

の試合について、これから長々と書きたいと思いますhappy01

1回戦は、伝統校である松山商業高校に5-4で勝利した旭川実業高校。

そして2回戦の相手は鹿児島商業高校。

本当かどうかは分かりませんが、1回戦で勝利した後、鹿児島商業の監督が
インタビューで、「次の相手は松山商業になると思っていました」と言ったとか
言わないとかsmile

その旭川実業と鹿児島商業の2回戦のスコアは、

------
    1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
旭実 0 0 4 0 0 2 4 1 4 15
鹿商 0 5 0 1 2 3 0 2 0 13

8回までも壮絶な打撃戦だったのですが、そこまでを書くと
あまりに長々となり過ぎるので、9回表についてだけ書きます。

15年前のことなので、記憶はあいまいな部分もあるのですが、

「たぶん当時、こんな気持ちで観ていたような気がするなぁ~」

ということで。

「11-13」の2点リードされた状態で迎えた最終回の9回表。

先頭バッターがヒットか四球か覚えていませんが出塁。

そして次のバッターがレフトへ大きなフライを打ちました。

どんどんボールが伸びていき、相手のレフトが必死で下がっていく。

「これは抜けただろ!もしかしたら同点ホームランかも!」

と興奮しかけたところ、相手のレフトがフェンスに激突しながらの
大ファインプレーでボールをキャッチ。

「えっ、ウソでしょ?捕っちゃったの?」

と、瞬間的に訳が分からなくなったのですが、さらに追い打ちをかけるように、
1塁ランナーが抜けたと確信して3塁ベース付近まで走ってしまっていたために、
中継で1塁にボールが送られてダブルプレー。

「最終回、2点差、ノーアウト1塁」

の場面で、あのランナーの走塁は結果的には明らかに「走塁ミス」だったのですが、
そんなことを考える余裕も気力もなく、

「あぁ~、ここまでホントに良く粘った、健闘した、でも悔しいなぁ……」

と半分呆然とした気分だったのですが、この2点リードされた2アウトランナー無しの
状態から、まさかまさかの大逆転劇が。

次のバッターは4番の岡田選手。

後日発売された雑誌を見ると、バッターボックスに向かう前に岡田選手は
次のバッターに対して、

「もういいや。ホームランを狙ってくるや。」

ということを言ったらしいです(たぶん関西弁だったのかもと思います)。

そしてホントにホームランを打ちましたhappy01

打った瞬間、レフト方向に上がった打球を見て、

「これはホームランだろ!」

とは思ったのですが、「あのレフト」がフェンスによじ登ったのを見て、
先ほどの大ファインプレーがあまりにも強烈に印象に残っていたので、

「今のあのレフトなら、例えどんな打球でも超人技で捕球するんじゃないのか?」

と心配になったのですが、無事に頭を超えてホームランとなり1点差。

ここで、1点差に迫った喜びと、結果論ながらあのダブルプレーが無ければという
複雑な思いが入り混じっていました。

そして次のバッターはサードゴロ。

試合終了かと思われましたが、何せこの段階で「13-12」の試合。
数えきれないようなランナーが3塁ベース手前を駆け抜けていった影響が
あったかどうかは分かりませんが、サードの前で大きくイレギュラーバウンド。

サードが捕球できずに、例のレフトのいる前までボールが転がり、
結果的には2塁打になり同点のランナーが出ました。

次のバッターは四球を選び、さらに次のバッターの時にダブルスチールを
成功させて、2アウト2塁・3塁に。

今にして振り返ると、ここでダブルスチールを仕掛けるのは凄いとは思うのですが、
観ていた当時は、とにかく「このバッターがタイムリーを打てるかどうか」で、
このダブルスチールは不思議なくらいに冷静に観ていました。

そしてこの運命の場面、バッターは左打者だったのですが、アウトコース高めの球を
レフト方向に流し打ち。イレギュラーバウンドの打球も含めて、このイニング4回目の
レフトへの打球。

打った瞬間は「上手く流したけど、どうだろ?」と祈るような気持ちでテレビ画面が
切り替わるのを眺めていたのですが、ランナーが2塁にいたこともあってか
浅目に守っていたレフトの頭上をはるかに超えて、殊勲の逆転の2点タイムリー
3ベースになりました!

たしかこのバッターはここまで、これだけ打撃戦になった試合で、

「唯一ヒットの無いバッター」

だったんですよね。そのバッターにあのような場面で打順が回ってきて、
そして、あのレフトの頭上を越えるような逆転タイムリーを打つという、
ホントに劇的過ぎる9回表の攻防でした。

さらに相手の暴投で1点を加えて「15-13」として、9回裏は再びマウンドに
戻ったエースの角井投手が抑えての勝利となりました。

次の3回戦は、この年のセンバツで準優勝の、

「西の福留(PL学園)、東の澤井(銚子商業)」

のフレーズも流れていた優勝候補の銚子商業高校にも4-2で勝利してベスト8へ。

そして準々決勝の敦賀気比高校(福井)戦でも、0-3で負けていた
最終回の9回に2点を返して、1点差にまで迫るという試合を。

その後に、「微妙な判定(というか誤審?)」により追いつけずに力尽きましたが、
この1995年の旭川実業は今でもとにかく印象に残っています。

旭川実業はこの4年後にも夏の甲子園に出場するのですが、
ここでも2勝しています。

そして今年が、それ以来の11年ぶりの出場。

ここまで、夏の甲子園の成績は「5勝2敗」という驚異の勝率ですhappy01

ちなみに、南北海道代表の北照高校は、この前のセンバツでは2勝して
ベスト8まで進出しましたが、夏の甲子園となると19年ぶり2回目となります。

その19年前の初出場の時は、初戦で沖縄水産に敗れたのですが、
0-4で負けている最終回の9回に3点を返して、さらに一打同点くらいの
チャンスまでたしかいったのですが、最後はいい当たりではあったのですが
ピッチャーゴロに倒れてゲームセットでした。

結局、相手の沖縄水産は決勝までいって準優勝。クジ運が悪かったと言えば
そうなのですが、その時の沖縄水産のエースピッチャーは大野倫だったんですよね。

あの決勝戦を「美談」にしては絶対にいけないと頭では分かっているつもりでも、
それと同時に、頭のどこか片隅に「あのような場面」を期待してしまっている
自分も存在しているという、僕のとっての高校野球は今でもそんな感じです。

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