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2008年3月 2日 (日)

大崎悟史が五輪代表有力に!-2008年びわ湖毎日マラソン

今日行われた、北京オリンピック代表選考を兼ねた

第63回 びわ湖毎日マラソン大会

いつものようにスタートからゴールまで、ずっとテレビの前で観ていました。

一番期待していた藤原正和(Honda)は、残念ながら25キロくらいで
遅れてしまいました。それでも2時間12分7秒でゴールしたので、
まだ26歳、復活の第一歩と言えると思います。

レースは、30キロ手前から、世界陸上2位のシャミ(カタール)、
世界陸上4位のアスメロン(エリトリア)が抜け出しました。

日本人トップ争いは30キロ過ぎから、大崎悟史(NTT西日本)、
佐藤智之(旭化成)、大西雄三(日清食品)の順で、
3人が10秒以内の差にいるという、非常に微妙な争いに。

大西選手の粘りも見事で、一時期は大崎選手に追いつくかもと思いましたが、
最後に大崎選手が突き放しました。

「残り5キロ」の地点では、東京マラソンで藤原新(JR東日本)が出した
「2時間8分40秒」には届かなさそうで、2時間9分台に入るかもしれないという
ペースダウン具合だったのですが、そこからの粘りは、さすが実力者という
感じでした。

4年前のアテネも「あと一歩」でしたし、僕と同じ31歳という年齢もあり、
最後は観ていて、胸にくるものがある走りでした。

結局、2時間8分36秒で3位と、東京の藤原選手のタイムを4秒上回りました。

大会によってコースや気象条件や展開などが違うので、
単純なタイム比較は本来はあまり意味が無いのですが、
そうは言っても、

「じゃあ、タイム以外に何を明確に比較出来るのか?」

と聞かれると、それはそれで難しいわけで。

世界陸上みたいに、極端に暑かったりすれば話は別ですが。

大崎選手は、昨夏の大阪世界陸上でも6位でしたし、
単純なタイム比較でも上だったので、選考の順位では

大崎>藤原

というようになるのでしょうね。

福岡での佐藤敦之(中国電力)の2時間7分13秒はやはり大きなポイントで、

佐藤>大崎>藤原

あと、世界陸上で5位の尾方剛(中国電力)をどう評価するかですが、
新聞なんかを見ていると、

尾方>藤原

という評価らしいので(ちょっと納得いかない気持ちもありますが)、
たぶん代表選考は、

・佐藤敦之
・尾方剛
・大崎悟史

となりそうですね。

今日のレースに話を戻すと、大西選手の粘りは印象深かったです。
駒澤大学時代は駅伝で中心選手として活躍していたのは記憶にあったのですが、
社会人に進んでからはあまり印象に無かったです。

30歳で2時間8分台の自己ベストでした。

35キロくらいから、大崎、佐藤、大西の争いの後ろに、
テレビ画面の隅っこにたまに「ちらちら」と選手の姿が映っていて、

「誰なんだべ?」

と思っていたのですが、一般参加の清水智也(佐川急便)が追い上げ、
最後は2時間9分23秒で日本人3位でゴール。

東京マラソンの藤原選手に続いて「誰だこの選手?」という感じでしたが、
日本大学出身で、清水智也・将也の双子で、箱根駅伝で走っていたのは
記憶にあります(将也の方は先週の延岡マラソンで優勝)。

結局、福岡、東京、びわ湖と全てのレースで、

「外国人選手のトップとは力の差があるなぁ~」

という印象もありましたが、やはりこの4年に1回の

「オリンピック選考シーズン」

の緊迫感は、観ている側は非常にオモシロいものがあります。

-------
第63回びわ湖毎日マラソン大会 結果

 優勝 ハッサン・シャミ(カタール) 2:08:23
 2位 ヤレド・アスメロン(エリトリア) 2:08:34
 3位 大崎 悟史(NTT西日本) 2:08:36
 4位 大西 雄三(日清食品) 2:08:54
 5位 清水 智也(佐川急便) 2:09:23
 6位 ホセ・リオス(スペイン) 2:09:38
 7位 佐藤 智之(旭化成) 2:09:59
 8位 池永 和樹(コニカミノルタ) 2:10:44
 9位 藤原 正和(Honda) 2:12:07
10位 方山 利哉(NTT西日本) 2:12:30
11位 石毛 豊志(ヤクルト) 2:12:45
12位 新井 広憲(中国電力) 2:13:04
13位 ピーター・カリウキ(スズキ) 2:13:38
14位 増田 陽一(マツダ) 2:15:23
15位 大島 健太(日清食品) 2:15:26
16位 渡辺 共則(旭化成) 2:15:51
17位 ドミトロ・バラノフスキー(ウクライナ) 2:16:17
18位 長尾 幸保(JFEスチール) 2:16:30
19位 野口 憲司(四国電力) 2:16:40
20位 鷲尾 優一(三菱重工長崎) 2:17:10
21位 堺 晃一(駒沢大学) 2:17:14

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コメント

大崎選手の涙にはちょっともらい泣きしました。きっと選考されるだろうね。

バラノフスキー選手17位だったんですね。彼にとっては、ちょっと気温が高かったかな?非常に寒い悪コンディションの大会(福岡でしたっけ?)優勝しましたよね。

投稿: NAOJI | 2008年3月 2日 (日) 16時16分

>NAOJIさん

大崎選手は僕と同じ年齢だし、4年前のアテネ代表選考も「あと一歩」
ということもあり、あのインタビューには、僕も「ぐっ」ときました。

バラノフスキー選手は、たしか福岡で冷たい雨の中、好走していましたよねぇ。

もちろん、このようなトップレベルの選手とはレベルが格段に
違うとはいえ、我々市民ランナーにも、

「条件の得意、不得意」

というのはありますよねぇ~。

僕は自称

『暑さに強い』

と思い込んでいるので、その思い込みのまま今シーズンもいきたいと
思っていますhappy01

投稿: しげた | 2008年3月 2日 (日) 20時28分

こんばんは。今日の大崎は心身ともに強かったですね!
あの涙は美しかったです!自分も尾方は好きですが選考には疑問が残りますね!

投稿: 北の旅人 | 2008年3月 2日 (日) 21時13分

>北の旅人さん

はじめまして!さっそくコメントありがとうございます。

大崎選手はたしか4年前、30キロ過ぎてからスパートして
単独首位に立って、そしてゴール手前でジェンガ選手に抜かれたんですよね。

あの「勝負のスパート」から4年、我々には想像尽かないような
想いが、「あの涙」だったと思われますね。

それとは別に、「選考」にはやはり疑問が残りますが。

とにかく今日はいいレースでした!

投稿: しげた | 2008年3月 2日 (日) 21時55分

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